左上の図は、電子線リソグラフィーを用いて作製した電極(3か所)の写真です。この電極は、直径
3mmのTEMグリッド上に作製しています。隣にある写真は1つの電極の拡大図です。この電極中央(黄色の四角)にはギャップがあり、右図はそのギャップ付近のTEM像です。このTEM像からわかる通り、ギャップの距離は100nm以下と大変短くなっています。このギャップにグラフェンなどの材料を架橋することで、その構造を観察すると同時に電気伝導特性を測定できます。
下図は、作製したTEMグリッドを載せてTEM観察することができる「グラフェン電動計測用TEMホルダー」の写真です。